アルコール依存症の知られざる実態。
アルコール依存症とは
私が周りの人に聞くと「聞いたことはあるけど実際にどんなものなのかわからない。」
という人がほとんどだったアルコール依存症について今回は私の体験談とともに紹介します。
皆さんはアルコール依存症と聞くとどんな症状を思い浮かべますか?
とにかくお酒がやめられず一日中飲んでいるようなイメージでそれ以外はあまり想像つかないと思います。
私も父がアルコール依存症になるまでそれくらいしか知りませんでした。
症状について
- お酒がないと不安になる
これは薬物依存症と同じような症状でお酒がなくなると不安になるため父は一日に3-4回もお酒を買いに行っていました。
- 幻覚、幻聴が起こる
依存症がひどくなると幻覚が見えてきて理解不能なことを言い出したりします。
換気扇にむかって念仏のようなのを唱えたり、車の中に死体があるなど急に言い出したりしました。
- 飲んでいないと体が震える
少し落ち着いてきたころに午前だけでも我慢してみたりしたのですがその時は手がものすごく震えていて見ていてすぐにわかるほどでした。
我慢が続いたせいか何日か経つと前以上に飲むようになりました。
- 何度も繰り返し同じことを言う
- 何事につけてもお酒を飲むことが優先になる
- ご飯を食べなくなる
お酒の量は日に日に増えていきますがご飯を全く食べなくなります。
ただ急にお菓子やご飯を暴飲暴食することもあります。
- 顔つきが変わる
こちらの写真を見てください。
こちらの方はイギリスで歌手として活動していたミシェル・ヒートンさんです。
彼女はアルコール依存だけでなく薬物にも依存していたそうですが全くの別人のように見えますが左の写真は依存していた時期のものです。
彼女はアルコール依存症を乗り越え、アルコール依存症について多くの人に話しています。
私の体験した地獄の日々
わたしは父がアルコール依存お症なのですが本人は自覚がなく病院や相談にも行きたがらず、家で飲み続けていました。
毎日のように大声で暴言や意味の分からないことを言ったりしたりして、子供の私にはなにもできませんでした。
注意すると、何かされるんじゃないかとか怖くて仕方ありませんでした。
母も一人で父の相手をしていたせいか元気がなく家の中は常にみんなが気を張っており子供の私は異常なことというのは理解していました。
唯一助けだったのは兄弟がいるということです。
あまり大きな声で話すことはありませんでしたがとにかく何か話せる人がいるのはよかったと思います。
まとめ
アルコール依存症というのは本人はもちろん、周りも巻き込んでしまう恐ろしい病気です。家族の方などは、本人を攻める気持ちだけではなにも解決しません。
アルコール依存症の本人もつらいんだと理解して自分だけでなんとかせずに周りの人たちや病院に相談してみてください。
私も父のことがとても憎くてたまりませんでした。
でも依存症で本人も苦しんでいるんだなと知り昔に優しかった時を思い出し父ではなくアルコール依存症を憎むようになりどうにか治ってほしいと思いました。
アルコール依存症の方や家族が本来の姿を取り戻してほしいと思います。
この記事を見てアルコール依存症というのがどんなものなのか多くの人に理解してもらえると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました